お坊さんにかかる葬儀費用ってどれぐらい?
安く葬式費用を抑えたい場合、仏式であれば、お坊さん(僧侶)にかかる葬儀費用を把握しておくことは非常に重要です。お坊さんにかかる費用は、葬式の規模によっても地域によってもかなり差があります。逆に言えば、この部分の葬式費用を抑えることで、葬式費用全体を安く上げることが出来ます。
僧侶にかかる葬儀費用には主に、読経代、戒名料、お車代、御膳料、心づけなどがあります。
僧侶に来ていただいてお経を読んでもらうのが「読経代」です。この読経料は僧侶にかかる葬式費用の大部分を占めるものです。
次に、「戒名料」です。故人があの世で名乗る名前を付けてもらうための費用です。こちらは名付けてくれる僧侶の階位(ランク)によって額が変動してきます。
そして、お車代、御膳料、心づけなどは、場合によって必要となるものです。
僧侶がタクシーでいらした場合は、移動にかかった費用をお車代として支払います。御膳料は葬式の後に参列者で取る会食費用のことです。ほとんどの場合は、僧侶は同席しないのが普通ですから、その分の料金をお支払いするものです。同席した場合は払う必要はありません。
心づけは僧侶に対する遺族の感謝の気持ちを示すためのチップのようなものです。供養してもらったお礼のようなものですから「絶対に必要なもの」なわけではありません。
お車代、御膳料、心づけは、3つ合わせて1万から3万が相場のようです。読経代や戒名料は、担当される僧侶の階位によって大きく変わります。
もし安く葬儀費用を抑えたい場合、担当される僧侶の階位があまり高くない方をお願いするのも一つの方法です。ただし、お願いの仕方によっては僧侶に失礼なものになってしまうので、その辺りはお願いする際に配慮しなければいけません。